昨日は1週間ぶりに夫が帰ってくる日だった。
東京出張に行くと言って、
不倫相手の家で寝起きし、生活している夫。
その夫の嘘に気づかないふりをして、夫に「おかえり。お疲れ様。」と言う自分を想像して、気持ち悪くなってしまった。
絶対「お疲れ様」なんて言えないし、言いたくない。
でも金銭面の条件をきちんと話し合って、良い条件で離婚するまでは頑張らなくては。
と思うけど、身体が夫を拒否しているように感じがした。
どうせ帰ってくるのは私が寝る直前になるだろうとか
夫も私に会いたくないんだろうな、帰ってきたくないんだろうな。とか。
不倫相手に私の悪口や愚痴を吐きながら渋々帰ってくるところを
想像しながら待つのも辛い。
夫を家で待つ時間が私には耐えられない。
夫の離婚の意思に加担するような発言は避けたいのに思わず
「もう帰ってこなくて良いよ。私もあなたがいない方が気が楽だし。」と口走ってしまいそうで怖かった。
あー面倒くさい。生きるのってこんなに面倒なの。
なんで平和に幸せに生きられないんだろ。
こんな世の中とは、いっそのこと今晩さよならしてしまおうかな。
夫が家に帰ってきて、変わり果てた私を見つけたらビックリするのかな。トラウマになって少しは生きるの苦しくなるかな。罪悪感を感じながら、少しくらい後悔しながら生きてくれるだろうか。
そんなことを思いながら
「こりゃ久々の希死念慮だ、まずいまずい」と冷静な自分もいた。
もう、良い条件で離婚する以前に、
今日を生きるための行動をするべきでは?
いい条件で離婚するために、我慢して今日この世を去っては元も子もない。
ということで
悪事を一緒にしている友達に
「夫に会いたくない。泊まりたい。」と言ってみた。
「今日は帰った方がいいんじゃない。」と言われたら、本当に消えちゃおうかななんて思いながら
遺書を書いて、悪事友達の返事を待った。
「職場のみなさんへ
皆さんには感謝です。落ち込んだ日も、笑わせてくれて心の支えでした。ありがとう。
父母
ごめんなさい。生まれたくなかった。無条件に愛されたかった。
夫
嘘ばかり重ねて辛くないですか。私はそんなあなたの妻でいるのが辛い。出会わなければよかった。嘘ついていろんなひとを騙して、幸せになりたいですか?あなたは世界一優しそうに見えて、世界一優しくない人だと思う。
」
…なんか微妙だ。
もうちょっと、いい感じの遺書にしたいから、今日消えるのは辞めておこうかななんて思ったり、
そうこうしているうちに悪事友達から「来ます?」と返信がきた。
ああ、今日は何とか生き延びられそうだ。
仕事絡わりに、悪事友達と合流。
何故か、
「来てくれてありがとう。」と言われた。
「ありがとうは、こちらのセリフだよ」と返した。
よく分からないけど、私が頼りにすると、悪事友達も嬉しいようだ。
私たちは辛いことを共有しあって、
慰め合っているだけなのかもしれない。
これからどう生きるか考えながらも、現実をみないようにして都合よくお互い寄りかかっているだけなのかもしれない。
一生の付き合いになる強い絆をもった関係とは言い難い、危うい関係だし、
世間から見たら良くないことをしている私たちだから、周りの人たちからは冷ややかな目で見られてしまうかもしれない。
でも1つ自信を持って言えるのは、
わたし自身が今日を生き抜くためには、
今日夫のいる家に帰らないという選択は正しい選択だったと言うことだ。
そして、悪事友達は私の命を救ってくれた。寄りかかるものがなければ私はいつでもダメになってしまう。
世間からみたら、よくない関係でも
この世の中を生き延びるためには
とてもとても大切な関係である人たちは、
意外と多いのかもしれない。
そんなことを思う1日だった。
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