結婚とは、性的刺激と引き換えに平穏な日々を手に入れることだと思ってた。

題名の通り結婚が「性的刺激と引き換えに平穏な日々を手に入れる」為の契約なら、

私は喜んで、平穏な日々を手に入れる選択をする。

というか、そのつもりで結婚をした。

私は性欲も好奇心もある方だと思うけど、

体の相性とか、体を重ねてイクとか、キスが心地よいとか、

生涯、そんな性の喜びを知らなくてもいいから、私は平穏な日々・人生を送りたかった。

性に奔放な人生を捨てる代わりに、平穏で安定した温かい人生が欲しかった。

でも私は間違えていることに気がついた。

結婚・不倫を経験して分かったことは、

・結婚は意味のない誓いの紙切れということ。

・結婚しても、生きる不安は消えないこと。

・自分と配偶者が同じ考えをもっていなければ、すぐに関係は壊れるということ。

・性欲がある人にとって「一生この人としかできない」は多少ストレスということ。

・イケメンでなくてもお金のある男に女は寄ってくるということ。

・相手に愛(演技でもいいから)を伝えられないと、いつか相手の愛も尽きるということ。だから、平穏な日々にもお互いに愛を伝え合い、思いやる時間が必要だということ。

・結婚しても自分の人生を他人に委ねてはいけないということ。

・愛が無くなっても結婚さえしていれば、経済的な恩恵は受けられること。

不倫が発覚した時には、「何もいらないから、戻ってきて。」という気持ちだったけど、

今は「好きに遊んだらいい。馬鹿な女のフリして、気づかないフリをしてやろう。その代わり、色々買ってもらうぞ。」という気持ちだ。

不倫を経験する前は、

「夫が浮気したので、ブランドのバッグを買ってもらいました。」と言っている人の気持ちが1ミリも分かっていなかった。

好きな人が、他の女と関係をもったことによって負う心の傷は、

高いバッグで治せるのだろうか。

同じ人間でも、考え方によっては、愛する人の浮気を許し、物で心の傷は治せるのだろうかと。

今になって思うのは、浮気されてものを買ってもらって許す人は、

夫を愛する人ではなく、夫の経済力を愛するひとだと思う。

もしくは、愛していたけど、傷ついて、泣いて泣いて泣きすぎて心が死んだ人。

そして夫を愛する気持ちも忘れてしまった人。私はどっちなんだろう。

そして、高いものを買ってくれる夫は私をどう思ってるんだろう。

・高いものを買っておけば、自由にさせてもらえるし、離れずにいてくれる。

・今のうちに高いものを買っておいてやるか。もうすぐ離婚するし。

なのか。

私は本当は悲しいのか。高いものを買ってくれなくていいから、

私と一緒の時間を過ごしたいと思ってもらいたいと、一瞬思った気もする。

でも、もう夫とキスしたいとも体を重ねたいとも思えない。

私の心は死んだのか。自分で自分の気持ちすら分からなくなってしまった。

本当は、お金なんかどうだっていいから、今すぐ離婚した方がいいと、心の奥で叫んでいるような気もする。

もしかしたら守るべき存在がいなかったら、離婚していたかもしれない。

でも離婚したとしても、おそらく私は

結婚不適合者なので、次再婚した人が可哀想な気もする。子供が絶対欲しいわけではないので、結婚する意味もない気がする。

それならいっそのこと、離婚せずに経済的恩恵を受けながら、私は恋愛以外のやりたいことを一つ一つ潰していくのが最善の策なのかとも思う。

どうせ不安は何をしても消えないのだから、ひたすらに動き続けていきたいと、

そういう結論に行き着くのです。

もうすぐ夫の精液検査だ。

いっそのこと、夫の体が子供の出来にくい体だったら、

「一生一緒にいてあげる」口実になるのになという思考になる自分が怖い。

一つ事実として、

不倫されても、一緒に過ごす心地よさは消えないし、

クスッと笑えるところもあるし、音楽の趣味も合う。

親友のような夫婦になら、これからなれる気がする。

それじゃダメなのかな。それじゃダメですか。

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